放射線機器の適正利用と倫理意識の向上について(1/29)

放射線機器の適正利用と倫理意識の向上について(1/29)

 

公益社団法人 日本診療放射線技師会

会長 上田 克彦

 

 先日,複数の診療放射線技師による放射線画像診断機器の不正使用に関する報道がありました.医師の指示なく,自身の病気の確認を目的として同僚に依頼し,放射線を用いたCT検査を受けたことなどが明らかになりました.

 このような行為は,診療放射線技師としての倫理に反するだけでなく,放射線の安全利用の観点からも決して許されるものではありません.放射線の人体への照射は医行為であり,診療放射線技師が信頼され,その業務を与えられていることを改めて強く認識いただくようお願いいたします.

 

 つきましては,会員各位におかれましては,今一度,診療放射線技師法の順守についてご留意いただくとともに,本会が掲げる 倫理綱領 を再確認いただき,高い倫理観と責任感を持って職務に精励されますようお願い申し上げます.

 

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